茶色の部分が小さくて三毛猫に見えないと悩むキャラコの物語。

悩めるキャラコの姿を、丁寧な文と優しく温かい絵で描く。

絵本の読み聞かせは、言語習得に役立つだけでなく、情緒面にも大きな影響を与えると言われています。話を聞きながら想像をふくらませ、一緒に喜んだり悲しんだりしながら豊かな感情を育む。子供にとって絵本はおもちゃ同様、心の成長に欠かせない大きな役割を担っています。

【偕成社】みけねこキャラコ

偕成社の「みけねこキャラコ」は、三毛猫らしくないことを悩むキャラコの物語。作は「こねこのポカリナ」や「チリとチリリ」シリーズなどで知られる、絵本作家のどいかやさん。柔らかな色使いで動物や自然を優しく描く絵は、多くの読者を魅了しています。三毛猫のキャラコには悩みがあります。それは母や姉のように、白、黒、茶色がはっきりした三毛猫でないこと。キャラコには茶色の毛が少ししかなく、それも目立たない場所にあるのです。茶色の紙を貼ってみたり、絵の具で色を付けたりしてみるのですが、どれもうまくいきません。そんなキャラコに年配の黒猫がある言葉をかけてくれ、気持ちが変わっていきます。挨拶するときに茶色の部分を見せようと足をあげる仕草や表情などがとてもかわいらしく、キャラコの一生懸命さや愛くるしさに胸がいっぱいになります。猫の体温や、おひさまの温かさ、花や緑の匂いなどを感じ取れる優しいタッチの絵は、見ているだけで幸せな気分に。ほのぼのとしたかわいらしい物語です。

1936年に創立した偕成社は、出版点数約8400点を誇る、日本の大手図書出版社。社名の偕成社は「偕(とも)に成る」という意から名付けられ、子供を始めとする読者とともに成熟していきたいという出版人としての思いが込められています。戦後に児童書専門の出版社となり、世界の名作を子供が読みやすいように翻訳した「世界名作文庫」、また「赤毛のアン」や「若草物語」など「世界少女名作全集」などを発刊。1970年に、偕成社オリジナル絵本「創作えほん」シリーズの第一作となる「はけたよはけたよ」を刊行。その後「からすのパンやさん」「はらぺこあおむし」「ノンタン」シリーズなど、赤ちゃんから子供、そして大人まで、多くの人たちに長く愛される数々の名作を世に送り続けています。

キャラコは三毛猫らしくない自分の姿に悩みますが、黒猫の言葉のおかげで、自らのコンプレックスを克服していきます。小さな子供にも分かりやすい物語ですが、少し大きくなって悩み事が増えてくる子供たちにもぜひ読んでもらいたい一冊です。ありのまま前向きに生きていく大切さを教えてくれます。

  • みけねこキャラコ

三毛猫に見えずに悩むキャラコの姿を、優しいタッチの穏やかな絵で描きます。黒猫に欠けてもらった言葉によって、自己を肯定しはじめるキャラコの姿は微笑ましく、絵本に流れるほのぼのとした温かい空気が心地よい一冊です。

  • みけねこキャラコ

    商品名:みけねこキャラコ
    商品コード:IROYA-002291
    発売日(取扱日):2017年06月07日
    サイズ(重量):W250mm、H190mm(-g)

    価格(税込)¥1,080

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材質
-
生産国
日本
生産地
日本
ブランド
偕成社
対象年齢
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